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米国、抗肥満治療 まとめ

2019年、米国糖尿病学会(サンフランシスコ)での、その当時の「抗肥満治療」についての講演を、そのまま会場でメモをとってきました。それを、2019年のまとめとして、再度、ご紹介します。2020年は、どのような進歩するか楽しみです。


では、以下がその時の内容です。


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抗肥満治療、総論(その1)

食事療法、運動療法、行動療法、そして、外科治療の選択肢があることは、既知のこととしておかなくてはいけない。


アメリカでは、Adult (大人)の肥満は、人口の約40% しかし、抗肥満治療をうけている人口は、1−2%程度。大きな解離がある。


それに対して、19歳以下(2歳から19歳)の若年者の肥満も、世界中で18%程度になっているが、若年者 (pediatric )ゆえに薬物治療は行いにくいのが実状 (2015−2016年)。


薬物治療においては、FDAが承認した薬剤を経験豊かな臨床家が処方しなくてはいけない。若年者には薬物療法は処方しにくい。臨床的には、大人の肥満のデータがあるだけである。

副作用(side effects)と、メリット(benefits)とを秤にかけて処方しなくてはいけない。 かつ、全ての肥満患者に等しく有効な治療法はない。無効な人も、一部にはいる。


肥満をそのままにしていると、将来、糖尿病や心臓病などの基礎疾患になり、肥満自体が、治療すべき「疾患」とも言える。


肥満治療は、日常生活の行動療法をしっかりしていても、減量しない時に追加として、行うべきものであり、暴飲暴食しながらでは、行うべきものではない。

つまり、暴飲暴食をし続けながら、薬物治療は始めるべきではないということです。



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