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ビタミンAが不足すると、こんな症状が出ます。

「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載


ビタミンAが不足すると、様々な症状(欠乏症)があらわれてきます。軽い症状としては、次のようなものが挙げられます。


●暗順応失調を起こします。 かつては、夜盲症がビタミンA欠乏症の代表でした。しかし、いまどき、夜盲症になるほどの重いビタミンA欠乏症は滅多にありません。ただ、不足気味だと暗順応が落ちます(暗順応失調)。これは映画館など暗い場所に入った時、眼がなかなか暗闇に慣れず、物が見えにくい症状です。正常な人よりA欠乏症の人のほうが、暗がりで視覚をとり戻すのに時間がかかるのです。 そもそも、私たちが光の強弱を感じて視覚を得るのは、眼球の網膜の上にあって明暗の刺激を神経に伝える視紅(ロドプシンという視物質)の働きによるものです。このロドプシンの一部は、ビタミンAからできているため、Aが不足すると弱い光を感じなくなり、そのため、暗順応失調が起こるのです。


●視覚機能が低下します。 本などを読んでいて、いきなり遠くを見るとピントが合いにくい、などといった状態もビタミンA不足です。


●皮膚がカサカサになります。 皮膚が乾燥してカサカサになったり、白く粉を吹いたようになったり、鳥肌が立ったように荒れたり、またニキビが出たりします。 Aが不足して皮膚の代謝が妨げられたため、このような状態をおこします。


●カゼをひきやすくなります。 ビタミンAが不足して、鼻やのど、気管の粘膜が弱くなり、抗菌力が落ちて風邪ウイルスなどを素通ししてしまうためです。


●明暗がショボつきます。 眼がショボショボして、眼球が乾いた感じになることもあります。Aの不足で、眼球の粘膜の代謝が妨げられたためです。

以上のほかにも、次の症状もビタミンAが疑われます。

●食欲がなく、胃がムカつき、なんとなく体がだるい。

●髪につやがなくなり、抜け毛が増え、白髪も多くなる。

●歯ぐきが弱り、歯がぐらついてくる。

●鼻の粘膜が乾いて、物のにおいなどが感じられなくなる

病的な欠乏症としては、言うまでもなく夜盲症があげられますが、そのほかにも、成長停止、生殖不能、感染症に対する抵抗力の低下、結膜炎、角膜炎、角膜軟化症、失明、皮膚・粘膜の角化などがあります。





出典 完璧活用 ビタミン BOOK  鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行

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