• clinic94

ビタミンAを上手にとる調理のコツ

「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載


ビタミンAを上手にとる調理のコツ


ここで、β‐カロチンをはじめとするカロチノイド色素が、どのようにしてビタミンAのなるかお話しておきましょう。まず小腸で吸収されたのち、一部はカロチノイドのままで利用され、残る大部分は酸化されてレチノール、つまりビタミンAに変わるのです。野菜に含まれているカロチノイドの60%が、ビタミンAに変わる可能性があるとされています。


ところで、レチノールはアルコールの一種で、小腸の脂肪吸収作用によって、そのまま吸収されます。一方、カロチノイドは、油に溶けた状態のほうがずっと吸収がいいのです。

実験では、レチノールは常に80~90%の吸収率を示すのに対し、β‐カロチンはそのままだとわずか10%以下です。これが油に溶けると80%前後まで吸収率が上がります。


つまり、カロチノイド色素を多く含む緑黄色野菜については、油と一緒に調理するとビタミンAが体に吸収されやすくなるのです。ほうれん草やニンジンからビタミンAをとりたいときは、お浸しや煮物よりは、ソテーやドレッシングをかけたサラダにしたほうがいいわけです。


ビタミンAは、調理すると平均して約10~20%損失するといわれていますが、このような調理の工夫で、その損失を補ったうえに、無駄なく上手にAがとれるわけです。

なお、ビタミンAは酸化に弱いので、ミキサーを使うなどの、空気と接触することの多い調理法はさけたいものです。



出典 完璧活用 ビタミン BOOK  鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食