• clinic94

脚気の治療で発見されたビタミンB₁は、糖質の代謝と神経の調整に関わっています。

「 完璧活用 ビタミン BOOK 」の 連載


日本にはかつて、例えば1923年(大正12年)1年間に約3万人もの死者を出す病気がありました。それは脚気です。現在でこそ脚気はビタミンB₁欠乏症としてしられ、滅多にお目にかかれる病気ではなくなりましたが、当時は結核と並ぶ二大国民病だったのです。

この脚気の治療ビタミンとして、ビタミン学の初期に発見されたのが、ビタミンB₁です。


ビタミンB₁とは、化学名でいうサイアミンという物質のことです。水溶性で、人間の体の中では合成できません。一度にいくら大量にとっても、血液中の濃さがある一定の飽和量に達してしまえば、余った分は全て尿の中に排泄されてしまいます。


さて、このB₁の働きですが、何と言っても糖質代謝の仲立ちをする酵素を助ける(補酵素の働き)ことにあります。もっと簡単に言えば、体の中で糖質を分解してエネルギーに変えるのに必要なのがB₁なのです。ビタミンB₁が不足すると、糖質の分解が途中でストップし、エネルギーの生産がスムーズに行われなくなります。中間代謝物である乳酸などの疲労素もどんどんたまってしまいます。


脳や神経は、糖質からできるエネルギーを必要とすることから、ビタミンB₁は、神経系の働きの維持や調整にも大きな役割を担っています。また、消化機能を刺激したり、消化液の分泌を促進する働きもあります。



出典 完璧活用 ビタミン BOOK  鈴木吉彦 著 (株) 主婦の友社 発行

1回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食