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肥満予防は癌予防につながる。
日本で顕著に減少した癌は、胃癌、です。特に、ピロリ菌を駆除するようになってからは、胃癌の発症が10分の1になったといっても、過言ではないかもしれません。
逆に、ピロリ菌が駆除された事により、胃酸が増え、逆流性食道炎が増え、それによる「食道癌」が増えたということも、注目にあたいすることでしょう。
GLP1ダイエットを行っていると、胃の蠕動運動を抑えますから、どちらかというと、胃酸が増えやすくなり、逆流性食道炎になりやすくなります。だからといって、GLP1ダイエットを行っている人たちに、「食道癌が増えたか」というと、そこまでの科学的データはありません。ほぼ、それは「無関係」といっていいのではないかと考えます。
他にも、喫煙者が減ったことによる肺癌の減少も、顕著です。
逆に、増えている癌は、大腸癌などですが、意外と「肥満に関連した癌」が増えているというのは、時代の風潮なのかもしれません。
こうした内容は、日本癌学会のホームページから入手できますので、ぜひ、本文のほうを、お読みください。特に肥満は脂肪肝とは密接な関係にありますから、脂肪肝を原因とした肝臓癌などの例は多いのではないだろうか、と推測しています。
日本癌学会|第24回日本癌学会市民公開講座 講演1「肥満とがん」
https://www.jca.gr.jp/public/seminar/024/001_hara.html
そして、当然のごとく、「肥満と癌」とが関係があるとするならば、GLP1ダイエットで肥満を改善することは、即、「GLP1ダイエットは、癌の予防になる」ということになるわけです。
