• clinic94

肥満促進作用にもGLP1は使えます。

場所が終わって、お相撲さんたちが強くなって、また外来にこられます。10kg太って、HbA1cが10%前後から5%台になって外来に戻ってきてくれる力士は数多くおります。


血糖コントロールを改善すること自体が体重が増える因子になっているという事実です。


HbA1cが10%を超えれば、普通は「痩せます」。ですから、HbA1cを5%にすることで、「太った」あるいは「本来の力士の姿にもどった」だけにすぎません。


お相撲さんのように、食べることが仕事で、かつ、太ることが仕事であっても、胃の排泄速度が低下せず、食欲中枢も抑制しなければ、GLP1は膵臓に作用し、インスリンを分泌する分、脂肪の分解をおさえ肥満を維持できるという理屈です。


この時に用いるのはDPP4阻害剤という内服でGLP1を高める治療です。GLP1受容体作動薬ほど高濃度にはしません。食欲を抑制するレベルのGLP1濃度を高めるようにはせず、せいぜいDPP4阻害剤でGLP1を高めるだけにします。


こういう例から、GLP1を用いた臨床は、必ずしも痩せる場合にだけ利用するのではない、ということを理解していいただければと思います。GLP1医療は時には、他との組み合わせで太ることを助けることもあります。ですから、なおさら「臨床」(プラクティス)の技術(テクニック)が必要です。

GLP1=やせるホルモン、と完全イコールにしているのは、本当にGLP1医療の臨床を知らない一部の医師だけです。



3回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食