• clinic94

アメリカにおける脂肪肝の恐怖

今月号のDiabetes Careというアメリカ糖尿病学会雑誌には、

2型糖尿病と脂肪肝(NASH:非アルコール性脂肪性肝炎)を合併していると、どれだけ経済的なコストがかさむのか、という論文が発表されていました。


Economic and Clinical Burden of NASH in patients with Type 2 Diabetes in the U.S. Diabetes Care Vol 43. Feb. 2020. p283-289


結論だけ述べると、肝癌、肝硬変、肝臓移植などのコストは非常に高いものであること。 NASHと2型糖尿病をもつ人は、6.4million peopleがいること。 20年間で肝臓移植が必要になった人は、65000人。 肝臓関連の疾患で死亡した人は、812000人。だそうです。


この数値は予想を超えた数値であり、これを改善する治療法が改善すれば、かなりの多くの医療費の削減につながるだろうとのことでした。


NASHは脂肪肝に伴います。ですから間接的に肥満を改善すれば、相当、巨額の医療費の削減につながるということを示唆します。


今後、脂肪肝を改善するための薬剤が開発中です。 Glucagon/GLP-1受容体作動薬などが、その代表格となることでしょう。


ですから、そういう新薬が発売されたら、どのくらい医療費のコスト削減につながるか、というような話につなげていくようです。


海外では、このように、本当に「抗肥満薬」の開発が期待される時代になってきました。



0回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食