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3年後には、ガラリと変わる抗肥満薬市場!

GLP1注射製剤の中で、私のクリニックで、日本でトップレベルで処方したきた薬剤が、Exenatide QW, つまりバイエッタの成分エキセナチドを1週間かけて投薬するビデュリオンです。


この薬剤のメリットは、高濃度のGLP1を、長期間維持できる点にあります。従って、これまで私の外来では、最も長く安全に沢山、処方されてきたGLP1製剤といってもよいかもしれません。発売当初から当院では処方量は、ずーと日本でNo.1でした。


すでに欧州でのヒット製品になっていたのを熟知していました。その結果、ほとんどの糖尿病患者さんで著名な体重減少を認めました。理論的には、GLP1濃度を変えることが自由自在ですし、バイエッタとしての歴史もある、という点で安全性も担保できて優れたGLP1製剤であることは間違いなかったでした。


それだけ優れたGLP1製剤であるのに、なぜ製造元のアストラゼネカ社(英国)は、この薬剤を、「抗肥満薬」にしようと横展開をしないのでしょう?それは、とても簡単な理由によるものです。注射する針が太くて痛いのです。かつ、注射の跡が残り、しこり、も残ります。ですから、コスメを考えるのであれば「ダイエット」向きとは言えない側面をもっています。


最近は、ビデュリオンの、こうした問題を解決する薬剤、トルリシティや、オゼンピックなどが発売されてしまっている、という現実も発売元のアストラゼネカ社にとっては前向きにとりくめない大きな理由になっているのでしょう。競合が強すぎるという判断だと思います。


ただ、現在、臨床治験が進行中のGIP・GLP1受容体作動薬の配合剤については、大きな期待が寄せられています。血糖値をさげるだけでなく、体重を落とすのですが、GIPが含まれている分、GLP1の悪心、嘔吐のような副作用を軽減できる可能性が高いからです。 アメリカのイーライリリー社が開発中で、昨年くらいから糖尿病専門医の中では、知る人ぞ知るといった、超GLP1、といっていい新薬です。GIPは、その意味では「太りホルモン」であるのですが、でも、合剤にすると強力な抗肥満作用を示します。この配合剤は正真正銘、アメリカ発の新薬になります。

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