- clinic94
糖尿病のプロならROIを考えます。
HbA1cは改善している。 甘いもの、ほしくて、しょうがない。 食べても、6.3%なので、 安心感があるので、たべてしまう。
それでいて、全然、ふとりもしない。
これまで、私が処方してきていたのは、GLP-1受容体作動薬でも、ビディリオン、です。
ビディリオンの処方は、私が、すべての日本の国内、クリニック、大学病院、総合病院をも含めた医療施設の糖尿病専門医の中でも、トップシェアだそうです。1医師、個人の処方が、かなりの大学病院の処方を、はるかに、おいぬいているとのことです。
世界レベルでは、ビディリオンは売上をのばしておりましたが、そこに、今回、オゼンピックが入り込んでくるというわけです。
このブログの読者のみなさんには、理解が難しいかもしれませんが、糖尿病治療では血糖コントロールがよくて、体重は、そこそこ、で満足してもらえるので、プロ(糖尿病専門医)にとっては治療は、やさしく感じますが、費用対効果(ROI)は?と聞かれると難しいものがあります。まだ、オゼンピックの薬価が決まらない以上、なんとも言及できません。
オゼンピックが発売されれば、糖尿病専門医の私にとっては、かつてのビディリオンの状況を踏まえて、その理論を、ビディリオンからオゼンピックに、変わるだけです。価格も含めて、そんなに単純にはいかないのではないか、と危惧しています。