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超最新のGLP1製剤(QW):こんな形です!
日本で発売されるオゼンピックの最新の形がメーカーから届けられました。日本で最も早い公開かもしれません。このブログが。。
トルリシティを意識して、押したら、すぐに注入されるような形になったようです。ちなみに、QWというのは、1週間に1回、投薬する製剤につける略語です。しかし、本場、アメリカのオゼンピックはペン型で用量調節ができるのに、この製剤だと、1回ごとに、ペンを廃棄することになります。よほど薬価が高くないと、ノボノルディスク社は、納得しないことでしょう。薬価発表の時期に、これからは注目ですね。すごく心配です。
またサクセンダのように、注射するタイミングを考えたり、用量を生理前や生理後に変化させるなどの、微調節ができないのも、不安材料のひとつではあります。いずれにしても、最初は、あくまで「2型糖尿病治療薬」としてしか、発売されません。切れ味がわかるのは、糖尿病専門医のプロフェッショナルたちから、ということになるでしょう。
ちなみに、私は、実際には、オゼンピックを投薬している患者さんがおります。しかし当時は、本当に、日本で最初に輸入したので、驚くほどの高い値段でした。かつての価格は、年間で、1本2mg入り注射器50本、1700万円、という金額にしたのを覚えておられる方はいるかと思います。今度は、かなり安い価格で入手できるようになりそうです。
