• clinic94

ナイスコントロール ガリクソン投手からのおくりもの 連載(6)

 しかしその内に、病院の廊下で、目がつぶれたり、足を切断するなどの合併症を悪化させてしまった人とスレ違いました。そういう時、僕の背中には冷汗が流れます。でも、よく聞くとそういう患者さんはむしろ成人型糖尿病で治療を放置してしまった患者さんが多いらしいのです。そしてインスリン注射を拒絶して、自ら合併症を進行させてしまったらしいのです。

 治療を放棄するなんて信じられない、と最初は僕も考えました。でも糖尿病の場合、特に成人型の糖尿病患者さんは、ついつい症状にきづかないでいたり、気づいてもたいした症状がないために放置するというのは非常に多いらしいのです。この為、長年に渡り高血糖状態を続けて、しまいにはその後遺症というべき合併症を起こしてしまうのです。

 僕はこれを知って自分だけはなんとしてもそのようにならないように、できる限りの努力をしなければ、と覚悟しました。決して糖尿病から逃げ出すことはできないのです。そしてもっともっと治療について勉強しなければいけないと考えました。そうしなければ不安でいられなかったのです。

  そして治療としてインスリン注射以外にも、食事と運動の管理が必要なことも知りました。なかでも、食事を管理することが最も重要で、食事からとられた余分なカロリーはそのぶん血液の中にたまり、高血糖となり現れます。ですから僕ら糖尿病患者はできるだけ余分なエネルギーを体内にもちこんではいけないのです(これを食事療法といいます)。しかし、この食事の制限というのは最低限のエネルギーに抑えるということだけで、特別な病人食を食べなければいけないとか、必要以下のカロリーに抑えていつも腹をすかせていなければいけない、とかそういうものではありませんでした。むしろ一般人にとっては、健康食ともいえる普通のダイエットをすることだったのです。

ナイスコントロール!―ガリクソン投手のおくりもの ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著) 医歯薬出版株式会社

supported by 放射線技師 H

2回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食