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ナイスコントロール ガリクソン投手からのおくりもの 連載(17)

東京ジャイアンツに来て、もう2年が過ぎます。今ではチームの誰もが僕の病気を正しく理解してくれるようになりました。ダッグアウトでジュースを飲んでも誰も不思議がる人はいなくなりました。インスリンについても誰も驚きません。非常に僕は仕事がしやすくなりました。そしてこの病気のおかげで、チームの仲間との連帯感を一層強く感じることができるようになっています。たとえ糖尿病でなくても、もしチームの中に野球をするために何かをしなければいけないような事情がある人がいれば、僕も巨人のみんなもその人を進んで助けてあげるでしょう。   他人は、僕が糖尿病に対して挑戦してきた、克服してきたと言います。でも時々僕は自分に問いかけます。本当にそうだったのだろうか、って。糖尿病は確かに病気ではあるのだけれども何もできなくなる他の病気とはあきらかに違う意味の病気なのです。むしろ体質とよぶ医者もいるくらいですから。つまり、僕が糖尿病と供に生きると誓ってからは糖尿病は生活の一部になり、それは僕の友達、先生や兄弟などと同様に、自分の人格を築いてきた礎になったと思えるのです。 それに僕が糖尿病に挑戦してきた、というのはある意味では正しい表現かも知れないけれど、今の僕にはなにかピッタリとしません。つまり僕は糖尿病に挑戦したというより、糖尿病を恐がっている自分自身と社会の目に挑戦してきた、というのが正しいと思います。  もし、もっと自分と同じような人が沢山いて、それを素直に受け入れ、頑張るといった姿勢があれば、挑戦といったそういう表現は必要ないのだし、あたかも近視や遠視の人が眼鏡をかけるように気楽に話せるようになると思うのです。  ですから、僕より若い糖尿病患者の人が、そのように糖尿病を受け入れ、周りの人に気がるに話ができ、またその人よりもっと若い子供達にも自分のように頑張れ、と言えるようにならなければいけない、と思います。僕もそういう人達に惜しみない援助の手を差し伸べたいとおもいます。 ナイスコントロール ! - ガリクソン投手のおくりもの ビル・ガリクソン (著), 鈴木 吉彦 (著) 医歯薬出版株式会社 supported by 放射線技師 H



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