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なぜ、ビクトーザだけが米国では高価なのか。

いろんなGLP-1受容体作動薬(GLP1の注射製剤)がある中で、 アメリカでは、ビクトーザだけが、群を抜いて、高価な薬剤になっています。

その理由は、推測ですが、 通常は、「エビデンスがある薬剤ほど、保険会社が、高価な価格をつけていい」 という、アメリカならでは、の、ルールに、のっとったものらしいです。

ビクトーザは、GLP-1受容体作動薬の中でも、歴史も古く、 さまざまな研究がおこなわれており、大規模な臨床研究も多く、 それによって、エビデンス(=科学的証明された事実)も、多い薬剤です。

もともとは、糖尿病の薬ですから、

●血糖値をさげます。 ●HbA1cも、さげます。 ●体重も落とします。 ●低血糖は、おこしません。  (バイエッタは、多少ですが、低血糖を起こすことがあります>) ●GLP1タキフィラキシーがあるので、安全性が高いです。 ●心臓血管に対しても、他の臓器に対しても、保護的な作用をもっている研究があります。特に、アメリカでは、心臓血管疾患に対して、抑制的に作用することが証明されるだけで、薬としての価値は、バツグンに高くなります。 ●新規の糖尿病発症を予防します。 ●リラグルチドとして、増量していくと、抗肥満薬としても応用できます。

こうした、思いつくだけでも、たくさんのエビデンスがありますし、 製薬メーカーは、さらに、いろんな動物実験の結果をもってして、 抗炎症とか、脳への保護作用、なども、あるかも、、という研究成果を報告しているわけです。

また、GLP1自体が、膵臓のβ細胞の増生を促すので、 ●糖尿病であることの、膵臓自体の活動を、取り戻す、 ということも、知られています。

ここまでの、数々のエビデンスが並ぶと、アメリカでは、 保険会社が、保険料計算をしやすくなり、もしかしたら、寿命が延びるという結論になれば、それだけ、保険料をあげたり、高い保険にしたり、薬の価格をあげる、ということの、社会的背景を、明確に言及できるわけです。

アメリカは、医療裁判が多い国です。そういう国の中で、 これだけ、安全性を証明している薬、というのは、さほど、おおくはありません。

そうした事実も、複合的に、絡んで、アメリカでは、ビクトーザは、とても高価な薬剤となっているようです。

日本では、上記のような、掛け算はなしで、いわゆる、同種同類の薬剤は、ほぼ同じ価格になるようにと、厚労省が配慮します。時には、最も安い薬の値段に、価格をさげて、あわせてくれます。

ですから、日本では、ビクトーザは、アメリカより、はるかに安い価格で手にはいるということになります。

当院では、継続で、ビクトーザ3本、税込8万円という金額にさせていただいておりますが、もし、これをアメリカ人に話をしたら、かなり驚かれる金額になるかと思います。

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