• clinic94

米国糖尿病学会:13日。経口オゼンピックは?

今年の米国糖尿病学会は、ネットで配信されています。残念ながら、アーカイブ動画がでるのは、6月17日から、とのことです。なので、まだ、フルに視聴はできていません。しかし、抄録や発表者の音声は聞けます。

まず、オゼンピックについての第一印象は、注射の効果についての議論は、ほぼ終わってました。十分なデータがでているからです。オゼンピックドットコムで、これから紹介していきますが、おそらく、十分なデータがあります。

そのためか、今年の学会での注目薬は、「経口オゼンピック」でした。

6月13日、土曜日の発表には、P-957 があり、タイトルは、

Efficacy of Oral Semaglutide According to Background Medication: An Exploratory Subgroup Analysis of the PIONEER Trial Program.

内容は、これまでのPIONEER Trial Programのサブ解析をしたという結果です。図表は、後日、紹介します。ただ、気になるのは、サクセンダ(リラグルチド)1.8mg と、経口オゼンピックとの比較試験です。ただし、対象は糖尿病患者です。

その結果、HbA1cの低下や、体重減少については、サクセンダ以外と比較して、経口オゼンピックは優秀な成績を収めたとあります。ポイントは、サクセンダ以外と、という点です。つまり、サクセンダは、経口オゼンピックには、負けなかったということになります。それも、1.8mgまでの範囲で。

ですから、そこから考察すると、サクセンダの、2.4mgや、3.0mgは、経口オゼンピックよりも、より強い薬といえる可能性がある、ということになります。

これから、注射は嫌だから、飲み薬のGLP1製剤がいい、という人が沢山、いるだろうことは予測できますが、少なくとも体重減少という点、抗肥満治療という点においては、やはり「注射製剤」のほうが望ましい、と言えるようです。

とりあえず、今、サクセンダの2.4mg、や、3.0mgを注射している方々には、ほっとしてください、と申し上げたいと思います。やはり、2020年、現在、国際的に抗肥満治療薬として承認されている薬剤は、サクセンダのみであり、かつ、2.4mg以上の投薬は、そのまま期待してよい用量である事がわかりました。


1回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食