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米国糖尿病学会:13日。経口オゼンピックは?

今年の米国糖尿病学会は、ネットで配信されています。残念ながら、アーカイブ動画がでるのは、6月17日から、とのことです。なので、まだ、フルに視聴はできていません。しかし、抄録や発表者の音声は聞けます。

まず、オゼンピックについての第一印象は、注射の効果についての議論は、ほぼ終わってました。十分なデータがでているからです。オゼンピックドットコムで、これから紹介していきますが、おそらく、十分なデータがあります。

そのためか、今年の学会での注目薬は、「経口オゼンピック」でした。

6月13日、土曜日の発表には、P-957 があり、タイトルは、

Efficacy of Oral Semaglutide According to Background Medication: An Exploratory Subgroup Analysis of the PIONEER Trial Program.

内容は、これまでのPIONEER Trial Programのサブ解析をしたという結果です。図表は、後日、紹介します。ただ、気になるのは、サクセンダ(リラグルチド)1.8mg と、経口オゼンピックとの比較試験です。ただし、対象は糖尿病患者です。

その結果、HbA1cの低下や、体重減少については、サクセンダ以外と比較して、経口オゼンピックは優秀な成績を収めたとあります。ポイントは、サクセンダ以外と、という点です。つまり、サクセンダは、経口オゼンピックには、負けなかったということになります。それも、1.8mgまでの範囲で。

ですから、そこから考察すると、サクセンダの、2.4mgや、3.0mgは、経口オゼンピックよりも、より強い薬といえる可能性がある、ということになります。

これから、注射は嫌だから、飲み薬のGLP1製剤がいい、という人が沢山、いるだろうことは予測できますが、少なくとも体重減少という点、抗肥満治療という点においては、やはり「注射製剤」のほうが望ましい、と言えるようです。

とりあえず、今、サクセンダの2.4mg、や、3.0mgを注射している方々には、ほっとしてください、と申し上げたいと思います。やはり、2020年、現在、国際的に抗肥満治療薬として承認されている薬剤は、サクセンダのみであり、かつ、2.4mg以上の投薬は、そのまま期待してよい用量である事がわかりました。


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