• clinic94

スイッチングすると、どうなる?

アメリカ糖尿病学会2020年、の発表です。

954-P — 2020 ADA GLP-1–Experienced Patients Switching to Once-Weekly Semaglutide in a Real-World Setting (EXPERT Study)

現実社会で、他のGLP1製剤から、オゼンピックに切り替えると、どうなるか? 医学用語でいうと、スイッチングスタディ、と呼ばれる研究になります。 ただし、2型糖尿病がある場合にだけ、の話です。

Results: Patients with valid HbA1c (N=365) and weight (N=480) data had similar baseline characteristics. Both the full 6-month cohorts and subgroups with 12-month data had significant HbA1c and weight reductions (Figure). Significant HbA1c improvement at 6 months was sustained at 12 months, whereas weight loss was more pronounced with longer follow-up. HbA1c and weight changes were independent of previous GLP-1 used (p>0.05 between GLP-1s).

結論だけみると、他のGLP1製剤から、オゼンピックに切り替えたほうが、確かに、HbA1cは下がり、体重も減少するようです。ただし、ここでのリラグルチドは、あくまで、1日量1.8mgのビクトーザからの切り替えです。1日量3.0mgからの切り替えは含まれていません。

Conclusions: Switching to OW semaglutide from another GLP-1 was associated with significant HbA1c and weight reductions in routine clinical practice, independent of previous GLP-1 used.

もし、サクセンダ3.0mgから、オゼンピックに切り替えたら、どうなるのか? 肝心のその質問には、販売元の、ノボノルディスク社も正式回答したくないように、思えます。(ですから、一部の美容整形外科クリニックが発信している、でたらめPR広告の内容は信用しないでください。)

製薬メーカーとしては、もし、その答えがでたら、みずからの首をしめ、市場を小さくしてしまうかもしれないですから。あえて、サクセンダ3.0mg vs オゼンピック1.0mg の、Head to Head 試験は行わないようです。




2回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食