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肥満遺伝子は、300以上。

肥満遺伝子についての遺伝子研究は、ゲノムワイド研究(GWAS)という研究成果がつみかさなれ、300個異常の、一塩基多型(SNPs)が同定されています。

Lancet Diabetes Endocrinol 2018; 6: 223-236

これらの遺伝子研究から、あらたな、抗肥満薬の治療のターゲットになると考えれています。しかし、現在のところは、分子標的な抗肥満薬は、ありません。

ですが、肥満遺伝子を調べます、というような検査法が、ネットでは見つかったりしています。おそらく、はずれる確率のほうが多いのでしょうが、特に、民族差があるような場合には、考えておくべき必然性があるかもしれません。

今では、写真のような、肥満関連遺伝子キットも発売されているようです。ですが、遺伝子=親からもらった体質だとすると、その体質をしったからといって、その運命を逆境だと考えて、立ち向かおうと考えるのか、運命は運命だから、しかたがない、と考えてあきらめるのか、の2者にわかれるのだろうと思います。あるいは、運命なんて、どうせ変わらないんだから、調べなきゃよかったと後悔してしまうタイプもいるかもしれません。

ただ、現在は、サクセンダという「薬」の力で運命を変えられる時代です。糖尿病は遺伝が強い疾患ですが、家族歴が強い2型糖尿病ほど、「治せる」「これから薬で治る」という確率が高いわけです。

そういう治療があることがわかったら、まず、治療をしてみて、それからは、どんな遺伝的背景があったとしても、治療成果から、なぜ、その治療が成功しにくいのか、なぜ、成功したのか、を振り返る時があれば、そういう時に役立つかもしれません。


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