この話題は、糖尿病外来での話題です。 6月に発売されたばかりの、オゼンピックですが、注入器にはトラブルが多く問題が、やまずみのようです。
まず、注射の行為自体が痛い、というだけではありません。
時々、注射した針孔から、注入したはずのオゼンピック薬液が戻ってきて、表面にこぼれでてしまうというトラブルも、頻繁に起こっています。
あまりに、毎回、漏れるので、怒って中止された患者さんも、おられました。もともと、皮膚に押し当てて注射をするのですが、皮下脂肪があると、注射そのものが、皮下脂肪の弾力性によって、都度、変わり、とてもやりにくそうです。
当院では、「抗肥満治療薬」として、ビクトーザやオゼンピックは、処方しない。 処方するのは「サクセンダ」のみ、と決めましたので、問題はなしです。
ですが、ネット検索をすると、平気で、トラブルが多いオゼンピックを、処方している皮膚科系医師や美容系医師がいるようです。こういうトラブルに、しっかり医師が対応できていないと、余計な不信感をいだかれてしまうことが、心配です。