- clinic94
糖質制限で生理止まる! GLP1で生理が始まる!
ダイエットと生理の話をすると、興味深い、エピソードが思い浮かびます。 (ただし、私は内科医です。分野違いであることは、予め、ご了承ください。)
以前、若い女性で、極端な「糖質制限ダイエット」をしていたら、「生理がとまってしまった」という患者さんも、おられました。それこそ、身体に我慢をしいて、無理やり体重を落としていたからでしょう。
「糖質制限ダイエット」は不妊を加速させる、不妊を増悪させる。 それに、ほぼリバウンドする。身体に無理ばかりを強いる。結局、身体をこわして無駄なダイエットのようです。
これに対して、GLP1ダイエットで生理が止まったという女性は経験したことがありません。
GLP1ダイエットをしてから、やせたら、更年期障害がなおったり、閉経していた生理が再開して、体調が、もとにもどったという方もおられます。
糖質制限ダイエットをしていた時は、まるで、逆で、本当に、正反対。
糖質制限とは異なり、「GLP1ダイエットは不妊を解消する」。 こういう明白な違いが、世の中に大きくひろまっていくことを期待しています。
婦人科、不妊治療でも、応用されると、大きな社会貢献になるのかもしれません。
「糖質制限は危険なダイエット、GLP1ダイエットは、健康的なダイエット」、といえるのは、そういう臨床的な体験も、積んだうえでのことです。
なお、GLP1世界標準ダイエットを行った後に、「生理前食欲亢進症候群」を、以前より、強く感じるようになった、という女性を経験することが多いです。
これはビクトーザにかぎらず、ビディリオンの時にも同じく、頻繁に認められたので、GLP-1受容体作動薬、特有の現象(Class effectと言います)のようです。
女性にとって、太ること、痩せること、は、いろんな意味で、生理とか、女性ホルモンのバランス、そして生理前の食欲亢進など、に影響しているようですが、私は、内科医なので、このあたりで、筆をとめておくことにします。もし、ブログの読者に、婦人科の先生がおられたら、どうぞ、どこかで、コメントを残していただけると、助かります。