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アジア人と、アジア人以外との比較

実は、Diabetologiaという雑誌に、

血糖コントロールの指標、HbA1cは、アジア人のほうが、下がりやすい、とされています。


高脂肪を食べていると、DPP4阻害剤では、GIPの作用を高めることで、体重も増えて、HbA1cも、下がりにくいとされています。

特に、BMIが増えてくるDPP4阻害剤では、血糖コントロールが鈍ってきます。


ですが、BMIが30を超えてくると、DPP4阻害剤は効果がないのかもしれない、とされています。同じような発言は、DeFronzo先生も、お話をされていました。なので、米国では、DPP4阻害剤よりも、GLP1受容体作動薬が主流であるべきだとも。


ですから、GLP1受容体作動薬で、BMIを30以下にしておく、インクレチン治療、つまり、GLP1濃度を高める治療が必要となっています。


さて、作用時間帯別に分類すると、以下のようになります。


Short-acting は、リキスミア、バイエッタ Long-acting  リラグリチド(ビクトーザ、さらに、サクセンダ) ultralong-acting  dulaglutide,  semaglutide (トルリシティ、セマグルタイド)

short actingは、インスリンの分泌が増えてこない、、が、 long and ultralong では、インスリン分泌が増えやすい、ことが知られています。

Shortのほうが、インスリン分泌を増やさない分、実は強力で体重は減りやすいのです。


胃排泄を強力に抑制するのは、short のほうが強いとされています。


よって、GLP1製剤で、「強い」作用、特に、胃の満腹感を得られやすいのは、shortのほうなのですが、それが故に、「抗肥満薬」には承認されません。


強い、は、「悪心、嘔吐」が強いということになり、副作用の問題で、ダイエット効果はあるのですが、正規の「抗肥満薬」としては、承認されないわけです。


いずれも、どのGLP1ダイエットでも、脂肪を減らす、ということは共通しています。

除脂肪体重も、やや減らしますが、筋肉などの量を減らさないことが証明されっています。


ですから、GLP1ダイエットをしていて、運動ができなくなる、というくらいまで、痩せることはありえません。


GLP1治療で、やせてくるけど、運動ができなくはないか?と心配される方がおりますが、それについては、心配無用です。


また、ビタミン製剤の必要性や、サプリメントの必要性などを、議論する糖尿病専門医は、ひとりもおりませんでした。


もともと、食べ過ぎていて、基礎代謝が減っているだけの状態から、ざっくり、−500kcalをさしひく食事療法になるだけ、という具合で、まさか、ビタミン不足になるような人が肥満には悩まないという発想が、きちんとした内科医師の発想法です。

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