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XENOR Study。実際、何mg、が必要なのか?

今回、わざわざ、米国まできた甲斐があったというものです。


この研究(Study)は、スペインで、リラグリチド(サクセンダが中心)と、ゼニカルが、どのくらい処方されて、どのような結果がでているか、を、後ろ向きに研究した結果の発表がありました。XENOR STUDYと言います。


これこそ、私が運用しているGLP1ダイエット外来で、欲しかった臨床データです。なんと、明日、帰国というのに、その直前に、この結果を見せてもらえるとは、とてもラッキーです。


ただし、この後ろ向きデータは、リラグリチド(原則、サクセンダ)と、ゼニカル、とが、何mg、どのくらいの%の割合で、処方されているか、を示したものです。もちろん、スペイン人は、米国人ほどの肥満大国ではないので、その分、私たち、日本人においても、とても参考になるデータだろうと思います。


結論としては、

サクセンダ 3mg 注射を必要としていたのは、 7% サクセンダ 2.4mg の用量を必要としていたのは、3% サクセンダ 1.8mg の用量を必要としていたのは、21% サクセンダ 1.2mg の用量を必要としていたのは、67% サクセンダ 0.6mg の用量で維持できていたのは、2%

でした。


ゼニカルについては、また別の機会に、ご紹介します。

両製剤を比較すると、明らかに、体重減少が顕著なのは、リラグリチド、つまり、ビクトーザやサクセンダのほうでした。


ただ、サクセンダの3mgを利用しているのは、わずか、7%でした。

もちろん、3mgを利用するほうが、体重の減少は大きいことは解っていますが、そこまで、増量できない人も多いようです。


理由のひとつは、悪心、嘔吐、下痢、頭痛など、用量依存性に増える副作用が障害となっている可能性があります。もうひとつは、コストの問題です。


いわぶっちゃんが強調しているように、サクセンダ3mgにすると、あっという間に、薬がなくなります。スペインでも、米国でも、サクセンダは、安い薬剤ではありません。ですから、費用がかかりすぎる、という理由から、増量を断念している人も、少なくはない、というのが、発表者の意見でした。


こうした、GLP1製剤の、効果と、それにかかる費用とを、バランスにかけて、メリットを多くし、デメリットを減らすには、なんとしても、コストカットが必要、コスパがよいことが、このGLP1ダイエットを、継続するにおいては、最も重要な因子である、ということを、世界的な学会で、世界的な発表で、世界中の人が、知っているという事実になりました。


私たちが、世界標準の、GLP1ダイエットを、目指しているのも、そのためです。コスト、安全性、ともに、こういう薬剤を扱うには、医療側が最大限の注意を払わなくては、いけない事柄です。「コスパ抜群」という台詞こそ、GLP1ダイエットを、本格的に、医療の世界に、持ち込む医療関係者が考えなくてはいけないものなのです。


そして、こうしたデータを持っている、私たちのGLP1ダイエットの治療こそ、世界的な「スタンダード」な医療なのです。


ですから、この研究を、日本人においても、今後の、リラグリチド、つまり、ビクトーザか、サクセンダにするか、どこまで増量するか、などの参考資料にしていただければ、幸いです。

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