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サクセンダProt.3: リバウンド、無駄を排除する意志

最終更新: 2019年6月26日

This evidence summary discusses 4 randomised controlled trials (RCTs) in adults who were obese or overweight (BMI 27 kg/m2 or above) with a variety of weight-related co-morbidities including dyslipidaemia, hypertension, type 2 diabetes and obstructive sleep apnoea.

However, many participants regained weight after stopping treatment. In 1 study in adults without type 2 diabetes, after 56 weeks' treatment with liraglutide, participants who switched to placebo gained 2.91% bodyweight over the following 12 weeks compared with 0.69% for those who continued on liraglutide.


このガイドラインの根拠は、大人を対象とした、4つのRCT(ランダム対照比較臨床試験)をもとに、決められたものです。現在、思春期を対象にしたガイドラインは、議論されておりまして、2019年のアメリカ糖尿病学会での、抗肥満ガイドラインの主たるテーマは、「大人」もそうですが、「思春期肥満」を、どうするか、に、移っていた、という社会的背景には、こういう理由があるわけです。


そして、とても重要な点は、4つのRCTの中で、1つのRCTでは、あえて、意図的に継続した群と、意図的に、中止した群との比較をしていました。


その結果、意図的に中止した群では、1年間のGLP1ダイエットの効果が、3ヶ月で、2.9%消えていたということになりました。それに対して、意図的に、継続していた群では、0.69%が消えていただけ、ということになります。


RCTとは、いわゆる「治験」と呼ばれることもあり、CRCという治験コーディネーターが介入し、いろいろと、面倒をみてくれます。なので、CRCや、CRCを介した医療従事者のお手伝い(時には栄養士など?)があるだけで、プラセボ効果も加わり、励まされて、体重が落ちるということもあるのですが、それを、いったん、「治験終了」とするわけです。


そうすると、GLP1ダイエットだけ、継続している場合には、いわゆる、リバウンドは、0.69%.  つまり、3ヶ月で、他の人から励まされていた効果というのは、たった。0.7%以下だったということがわかったわけです。


よく、最近になり、BOTがあり、ダイエット支援するAIがあったり、ダイエット指導者がSNSを通じて、励ましてくれるから、ダイエットが成功するんだ、と豪語しているネットサービスがありますが、そういう、単なる薬を使わない、人による励まし効果は、0.7%以下にすぎない、ということになります。


美容外科に類した医師達は、サプリをいれたり、SNSで栄養士や自称ダイエティシャンが励ますから、大丈夫です、というような、根拠のない台詞を言い続けますが、それは、このデータで、ほぼ嘘である、対して効果がない医療サービスである、ということが証明されたといっていいでしょう。


それに比べて、GLP1製剤、つまり、薬自体を中止した場合の、体重のもどりは、3ヶ月で2.9%です。


また、プラセボ効果、介入効果が、0.69%あったとすると、差し引くと、薬自体を中止したリバウンドは、2.2%のみということになります。


もともと、抗肥満薬の成功基準は、-5%です。上記のRCTでも、そのくらいが平均です。それを考えると、-5%さがって、中止したら、完全に、+5%戻るということはないものの、その半分くらい、つまり、それが、+2.2%という微妙な数値になって、表示されています。


GLP1ダイエットは、中止基準を満たさなければ、仮に、一生続けてもいいけれども、かりに、このGLP1ダイエットが嫌になって、やめた場合には、始めた時の半分のダイエット効果は、3ヶ月で消えるということになります。


こういうデータを見せられると、内科医としては、 「なら、protocolにそわないで、完全に中止しなくても、自分で体重を維持できる量で継続していたら、どうなるの?」という疑問がわきます。


だって、今の私と、いわぶっちゃんは、まさに、その状態にあるからなのです。


私は、1.8mgを維持量と考えて、ようやく花粉がなくなったので、この量で、これから運動をして、さらに、痩せようて、考えています。


いわぶっちゃんは、ポールが息絶えるまで、ファンのままで、やせた自分で、いたいことでしょう。なにせ、アメリカから帰ってこないかも、とまで発言している熱狂的ファンですから。


つまり、二人とも、最初の体重から、−14kg減量で満足し、今の維持量でよし、あわよくば維持量でさらにダイエットを、と考えているからなのであります。


完全に中止した場合にでも、2.9%しかリバウンドしないのであれば、かなり、薬剤としては、後にも影響が残るダイエット法だろうと、言えます。


これに対し、糖質ダイエットや、ケトン体ダイエットを、行った場合の、リバウンドの確率や、その幅は、こんな比率ではありません。開始と中止はあっても、維持量、という概念が、それらのダイエットには、ないのも、最大の欠陥です。科学的根拠がないから、一時の流行におわり、また、世界的な基準というものも、存在していません。やるか、やめるか、いわゆる、「ゼロサム」しか選択枝がないから、極めて、糖質制限ダイエット、ケトン体ダイエットは、失敗しやすいのは当然なはずです。かつ、それが故に、しっかりした、臨床試験が、これまでの、そうした民間療法ダイエットには、なかったのでしょう。


そう考えると、GLP1ダイエットは、特に、「サクセンダ」についての、エビデンス(科学的根拠)は、明確にある、と言えます。


「サクセンダ開始protocol 国際標準準拠」という、タイトル、、あえて、ここまでこだわって、国際標準基準準拠、としている意味がわかっていただけたでしょうか?


また、無駄なダイエットに、余計なお金をついやすことが必要がない、という意味も、ご理解していただいたのではないか、と思います。


ですが、このGLP1ダイエットにおいては、ネットを使った人の介入や励ましの効果は、わずか、0.7%にすぎません。つまり、GLP1ダイエットの減量効果の、ほとんどは、9割以上は、GLP−1注射製剤、リラグリチド、そのものの効果であり、薬理作用による事象であるのです。インターネットが発達して、ネットを使って金融業界が大きく変貌し、フィンテックという用語がうまれましたが。デイエットのテクノロジー、ダイエテックという用語は、普及しそうにはない、ということを示唆します。


この事実において、ビタミンCを薦めたりしている医療行為や、無用な食物繊維やサプリを薦めたりしている医療行為、あるいは、SNSでの励ましがあるから本物のサービスと主張している医師ら、あるいはチャットBOTの開発などは、ほとんど、根拠のない、医療の覆面をしたグループ達が、「医師」の肩書きを利用し、PRを出し続け、ビクトーザを売りまくっているだけでの医療行為、SNSに似たアプリを使うことで、ちょっだけ流行に見える医療行為は、実は、ほとんど無駄か、費用対効果が、すごく質の悪い医療サービスということになります。


そういれば、今年のアメリカ糖尿病学会では、沢山のアプリがありましたが、BOTをつかったダイエットといったり、LINEのようなSNSをつかったダイエットという方法は、姿を消していました。


オンラインチャット機能は無駄!この食べ物、大丈夫かな? とふと気になった点があれば、すぐにアプリにて連絡を取り、アドバイスをもらうこと というネットサービスも無駄、ということが証明されてました。既に、アメリカでは、そのようなダイエットに、ITを使うことは、かえって無駄という結論に達したようです。(ただし、昨年はありました。人気がない事がわかり、1年で姿を消したようでした。)


やはり、医療において、特効薬にまさるものはない、ということを、きちんとしたGLP1ダイエットにおける大規模臨床試験が証明してくれている、ということになります。





その意味では、本当に、今年の、アメリカ糖尿病学会に参加してきたことには、意義がありました。そう思えば、Wii Fitで、まじでダイエットができると信じ込んだ時代がありましたですよね。一時の流行で終わりましたが。


身長や体重を記録してくれて、かなり高度のAI(世界最高のダイエットアドバイザー)が、日々、アドバイスしてくれた高機能ゲーム機でしたですよね。今は、消えてしまってます。自分のコンプレックスを毎日、相談して、コミュニケーションに使いたい人なんて、いないものです。。だからなのでしょう。。コンプレックスは、忘れたいから、コンプレックスなのに。。だから、なおさらITは邪魔な訳です。思い出させてくれるのは1日1回の体重計で十分だと、私は、思います。


コミュニケーションが必要なのは、、心配な時に、お電話で専属ナースとの無料相談サービスシステムがあれば、十分でしょう(つづきは、また、明日。)。

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