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更年期女性のためのダイエット新薬 候補

アメリカ糖尿病学会での発表の、続きです。動物実験ですが、

更年期女性のモデルラットにおいて、「アミリン受容体と、カルシトニン受容体を、Dual で刺激するアゴニスト」(以下、KBPと略します)が、肥満を解消し、耐糖能を改善し、インスリン抵抗性を軽減するという発表がありました。


Treatment with a Dual Amylin and Calcitonin receptor agonist improves metabolic health in a rat model of elederly monopousal woman. Katri A, et al.   Nordic Bioschience, Denmark


動物実験ですが、卵巣を切除して、KBPという薬剤を投与すると、用量に関係なくして、体重を減らす事ができた、という発表でした。6ヶ月後には、体重、耐糖能、皮下脂肪を減らした、という結果でした。


ノボノルディスク社があるデンマークでは、こうした研究が盛んに行われています。サクセンダを開発したのも、デンマークが発祥です。


GLP1ダイエットは、アメリカから上陸、というのは間違いで、こうしたホルモン治療、研究が盛んな欧州北部の地域から、上陸というのが正しい表現なのでしょう。


GLP1外来には、更年期年齢になりつつある、なっている女性からの、お問い合わせが沢山、多いのですが、

こういうKBFのような「新薬」があるということが解ると、女性において体重が減らない機序は、単なる基礎代謝が低下したから、太っている、体重が減りにくくなった、とは言えないように、思えます。


GLP1だけでなく、女性ならではの、ダイエット新薬ができれば、今後は、女性向けのダイエットは、GLP1ダイエットとは呼ばないで、別の名称が必要かもしれません。


それにしても、ノルディック、北欧人での、研究が最先端であることには尊敬を抱きます。


寒い地域ほど、外で運動ができず、肥満しやすいのかもしれません。以前、デンマークにいった時、道路には、自転車ロードがあって、さかんに、運動を招聘していた国のありかたが、思い浮かびます。



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