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Beiging で、痩せる??

アメリカ糖尿病学会(2019、6月、サンフランシスコ)での発表です。


Role of 14-3-3? in the beiging of white adipose tissue Kadidia Diallo, et al. Department de medecine, Canada


またしても寒いカナダからの発表でした。 (?の部分は文字が見つかりませんでした。ナゾの文字でした!)

とても簡単に説明します。


白色脂肪細胞に、Beigingという「プロセス」を介すると、Beige脂肪細胞になり、さらに、褐色脂肪細胞になっていく、という研究でした。「Beiging」があれば、肥満や糖尿病になりにくくするだろう、という動物実験研究発表でした。


脂肪細胞は大きくなりますが、それを防ぐには、冷たい刺激やβアドレナリン受容体を作用させれば、防げます。甲状腺機能亢進症、いわゆる、バセドウ病になれば、痩せられれます。βアドレナリン受容体を介する作用とされています。ですが、甲状腺ホルモンを使って、体重を減らすのは、副作用が怖くて、できません。心臓に対する負担が大きく、骨粗鬆症を起こしやすくします。


こうした、βアドレナリン受容体、に匹敵するものが、冷却で痩せる作用機序にもあるのではないか、という研究がなされているわけです。そして、「Beiging  」という作用機序が介在するのではないか、ということを証明する実験でした。寒い環境におけば、痩せやすいという事は、ただ単純に、エネルギーを体外に出してしまうからやせやすい、そんな単純な事では、なかったのです。


人で連想する場合には、人口的に寒い刺激を与え続けるしかありません。


大河ドラマ、いだてん、で、中村勘九郎さんが、毎朝、冷水を浴びるシーンがあります。

あの健康法は、医学的には、冷水をあびれば、アドレナリンが分泌されることと、寒さに強くなる、意志力のトレーニングになる、という他に、白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に変わりやすくなるとも、受け止められます。長距離を走るには、適した身体になるわけです。


そうした作用機序が、このような動物実験から証明されてきています。こうした研究から、これから、全く新しい発想の新薬「抗肥満薬」が、産まれてくるかも知れません。


冷水シャワーですが、これからの夏にむかう季節は望ましいでしょう。タイミングがよいです。朝も暑くなります。一般的に、1〜5分くらいが望ましいとされています。


ストレスをとるために、ゆっくり、湯船に浸かるように心がけ代謝をアップしましょう、という話をする医師も、います。ストレスをとることは賛同しますが、湯船に浸かることで、ダイエットに役立つという科学的根拠はありません。


PS

Beigingは、北京ではありません。特殊な化学用語です。




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