- clinic94
GLP1ダイエットを始めたら食費は減ります。
GLP1を注射すると、食事を、腹一杯に食べたいという欲望はなくなります。肥満男性であれば、「食べ放題!」という誘い文句には関心がなくなります。「飲み放題!」も興味がなくなります。
誰かと一緒に食事をしにいくと、他の誰かに食事の一部をわけてあげたい、という衝動にかられます。ひとりでは食べきれないからです。ですから、必然的に、食費は減ることになります。うっかり1日3食、食べ忘れていた、ということも、稀ではなくなります。
「1日3食、食べなくてはいけないんでしょうか?」と質問されたこともありますが、 食べるのを忘れるくらいに、食欲が低下してしまうので、そういう質問にも、答えにくくなります。1日2食で済んでしまうことも、稀ではなくなるからです。
たしかに「薬」を注射しますから「薬代」は、かかります。1日に計算すると1食分くらいに相当してしまうかもしれません。
ですが1日1食分の食費が浮いたと考えて、かつ減量に成功したとするならば、他の「なにかを制限しなくてはいけないダイエット」や「なにかをしなくてはいけないダイエット」と比較すると費用対効果は悪くはないのかもしれません。実際、食費がだいぶ減ったのでGLP1ダイエットを継続します、と言われた受診者の方もいらっしゃいました。
たとえばケーキなら高級ケーキを一口だけ、にしましょう。ブドウなら高級ブドウを数個とか。でも1日の指示エネルギーの範囲内で、他の食事をぬくことができれば、多少の誤差の増減は大丈夫です。
他の美容外科医師たちは1日の指示エネルギー量を指示していないようです。ただただ、食欲が抑えられますよ、とだけ伝えられるとか。
私は内科医なので、受診された皆さん全員に適切な1日の食事からとるべき指示エネルギー量をお伝えしています。それを守れる方は成功率が高いです。
どうしても接待など、会食などで指示エネルギーを守れないという方においては成功率は低いです。指示エネルギー量を守るのであれば食材が減るわけですから、おのずとスーパーなどで購入する食材も少なめになり食費がうくのは当然になるわけです。
