• clinic94

フランスではGLP1を中止するガイドラインがあります。

世界中で、GLP1受容体作動薬が、あまりにも高価であるため、各国で医療費を抑えようとする動きがあるようです。


欧州糖尿病学会 2019 Barcelona,  発表822

Cost-Consequences of non-compliance with GLP-1a analogues treatment quideline in France


というタイトルの内容でした。

これは、GLP1受容体作動薬の治療を、3~6ヶ月継続していて、効果が見られないようであれば、すぐに中止するべきである、 というガイドラインです。


特にインスリン治療から開始し、GLP1受容体作動薬に切り替えた場合には、体重が5%以上、減量に成功した場合には、継続する価値があるが、そうでない場合には、中止を勧告するものです。あるいは、心臓疾患の予防が必要な場合にだけ、継続するという内容でした。


確かに、インスリン注射の価格は、世界中で、どんどん値下がりする一方ですが、だからこそ、製薬メーカーは、インスリンからGLP1受容体作動薬への切り替えを薦めるようになりました。ですが、その切り替えにおけるメリットは、1)体重が5%以上減ること、か、2)心臓疾患を予防できること。という2つの価値しか、ないかもしれない、という点を鋭くついています。


日本には、こうしたガイドラインがありません。ですが、これから、GLP1ダイエットとして、どんどん処方する医師が増えれば、フランスのように規制しておかないと、医療費の負担が増えるかもしれないです。


フランスでのGLP1受容体作動薬に対する支出は、2018年では、258million ユーロだったそうです。ですが、このGLP1ダイエットをストップするガイドラインを作ることで、10.6 million ユーロの節約になるだろうという試算が発表されています。


GLP1治療が、しだいに国民的認知度が高くなるにつれ、「痩せたい」と思う人が、糖尿病であれ、糖尿病でなくても、GLP1受容体作動薬に飛びついていて、それが、医療費の高騰を招いているのは、どの国でも同じなのかもしれません。


日本で「サクセンダ」が、承認されなかったのは、日本国の医療費支出を、いかにして抑えるか、を厚労省の役人、有識者たちが考えたすえの判断だったのかもしれません。


肥満が疾患である事を否定したわけではなさそうです。それは認めるけど、国としてのフトコロ事情があるため、やむおえなく、肥満は自己責任で自由診療の外来で治してください、という考え方のように思えます。



最新記事

すべて表示

トランプ大統領のベストスピーチ

Quoraからの引用です。 トランプ大統領のベストスピーチと言われる内容は、健康に対する認識でした。こういう所が、彼が人々の尊敬を集めた点だったのかもしれません。 この中に、really tough, really big, and really good appetizingという表現があります。 「タフな奴は、しっかりでかくて、食欲もしっかりある。」 これは「ダイエット」とは、一見、別のような

12月、年末は、ダイエット漫画一斉公開!

2020年12月は、12月1日から、これまで当院スタッフが作成した、GLP1ダイエットの漫画を、1か月かけて、一斉公開していきたいと思います。 コロナ禍による重くのしかかった風潮を、漫画で一斉に吹き飛ばしていただければ、と考えての企画です。 今年は「鬼滅の刃」が大流行しましたし、アニメで始まり、アニメで終わるのが、美しいのかもしれません。

「いきなり!ステーキ」で15キロ減量できるか

2015年、5年前の「いきなり!ステーキ」は、元気がありました。 以下のように、赤身の肉だけたべて、15kg痩せられるかを実験したそうです。 「赤身肉だけを食べるダイエットの行方」がテーマでした。 しかも、2015/09/18 の記事ですから5年前の記事です。 ただし、加えて、「筋肉トレーニング、有酸素運動も行う。これらにかかる費用は会社から経費として出ることになっている。」ということで、肉だけ食