top of page
  • clinic94

肥満は喫煙と同じ!?

糖尿病療養指導士ナース T です。


1週間も当院の鈴木吉彦院長は欧州スペインにいって、欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)の全日程に参加し、そこから持ち帰ってきた言葉の中に、この一言がありました。

世界の認識は、「肥満は喫煙と同じ」、という扱いになったよ。という一言でした。


つまり、喫煙は改善できる、禁煙できる、ということなのだから、肥満も、抗肥満ができる、ということになる時代になるだろう。。。。


その一言でした。それをヒントに以下の文章を考えました。


_____ 以下、喫煙と肥満について、の私見です。________


喫煙は、発がんや動脈硬化以外にも多くのデメリットがあり、「百害あって一利なし」です。当然禁煙が望まれますが、禁煙に伴って、体重増加をきたしやすいことも知られています。3.5㎏以上増加した人に年齢差はなく、口寂しくて間食が増え、摂取カロリーが多くなってしまうことが多いようです。

お酒の席は、禁煙に挑戦している人が、誘惑に負けそうになる場面です。 喫煙習慣と飲酒は、体重増加と関連している可能性も指摘されています。 重度喫煙者は、非喫煙者に比べて肥満度が高く、ウエスト周囲長も大きく、喫煙本数と内臓脂肪量は相関しています。 禁煙外来では、体重の変化を毎回確認し、イライラを解消するために、適度な運動をお勧めしています。


COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病名をよく耳にするようになりました。 俗にタバコ病といわれ、長い喫煙習慣で肺機能が低下して息苦しさが続きます。 外出時も酸素ボンベを連れて行かなければなりません。 こうなると、減量のための運動は困難になってしまいます。 やはり、健康のため、ダイエットのために禁煙は必要でしょう。


糖尿病療養指導士ナース T 著

出典 肥満症ガイドライン2016 編集 日本肥満学会 ライフサイエンス出版




閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

運動療法の原則

糖尿病療養指導士ナースKです。今回は運動療法についてお話します。 皆さんの興味は、どれくらいの頻度と強度で運動すれば良いかということでしょう。 性別・年齢・減量目標などが違いますから、一言では難しいです。 ただ、継続することと強度が高いほど、効果があることははっきり しています。 以下は、運動療法プログラムの原則を抜粋しました。 ① ほぼ毎日(週5日以上)実施する。 ② 1日合計30~60分、週1

花粉症と肥満

糖尿病療養指導士ナースKです。今回は花粉症と肥満の関係についてお話しします。新型コロナウイルスのニュースで心配な毎日ですが、花粉症も本格的なシーズンとなり、つらい方も多いかと思います。 花粉症とカゼの合併もありますし、もしかしたら・・・と心配になってしまいます。この季節は、体調がすぐれない、外出したくない、自宅にこもると無駄に食べ過ぎるかも・・・と、悪循環です。せっかく頑張ってきたダイエットを挫折

bottom of page