糖尿病療養指導士ナース K です。こんにちは。さて、ダイエットと、お酒の話をさせていただきます。
焼酎は太らないとか、ワインは体に良いとか、俗説はたくさんあります。 しかし、体重増加に対するアルコールの種類の差は明らかにされていません。
はっきりしているのは、アルコールはしっかりカロリーを摂取してしまうことです。 一緒につまむメニューによっては、かなりのカロリーオーバーです。
お酒は食欲を増進させ、おつまみは飲酒を増進させるので、悪循環に陥りやすいのです。 若い女性では、重度飲酒者(350mLビール2缶以上)の8年間の体重増加リスクは、非飲酒者の1.64倍との報告もあります。
ところで、 糖尿病の食事指導では、アルコールの話題が必ず出てきます。 コントロールが長期良好な場合のみ、日本酒で1合、ビールなら中瓶1本程度が許されます。
ただし、休肝日を週2日作ることや、おつまみの唐揚げを冷奴に替えるなど、メニューの選び方にも注意が必要です。
管理栄養士いわく、 「飲酒習慣のある人は、まずお酒をやめれば、カロリー制限の第一目標を簡単に達成できます。」
「宴席を控えて、その時間を運動に費やしていく」
ちょっと寂しいけれど、飲みたい欲求と痩せたい欲求を天秤にかけてみてください。
糖尿病療養指導士ナース K 著
出典 肥満症ガイドライン2016 編集 日本肥満学会 ライフサイエンス出版