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肥満は心筋梗塞や狭心症のリスクを高めます!

糖尿病療養指導士の臨床検査技師です。今回は、肥満による心筋梗塞などのリスクについてお話をさせて頂きます。


心筋梗塞や狭心症(冠動脈性心疾患)とは、心臓に血液を送る冠動脈の内側が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、心臓に障害が起きてしまう病気のことです。


●冠動脈性心疾患発症リスク 男性でBMI≧30の場合、BMI 23.0~24.9に比べ1.8倍高い。 メタアナリシス(複数の臨床研究のデータを統合し分析すること)でも、BMI<21に比べBMI 25.0~29.0は1.3倍高く、BMI≧29.0では1.9倍高い


●冠動脈疾患死のリスクは、男性で、BMI≧27.0では、BMI23.0~24.9に比べ2倍高い


●メタボリックシンドロームを対象とした、久山町研究の14年間追跡調査で、冠動脈疾患の発症リスクは男性で1.94倍、女性で2.86倍である。


●都市部のデータである吹田研究では、メタボリックシンドロームがある場合、ない場合と比べ、冠動脈疾患の発症リスクは男性で1.5倍、女性で2.7倍高い


生活習慣を適切に改善し、適正体重を維持し肥満を是正することで、心筋梗塞や狭心症のリスクを減らすことができます。


先ほどから「BMI」という言葉が出てきます。知っている方も多いと思いますが、BMIとはBody Mass Index(ボディマス指数)のことです。

体重(kg)÷(身長m×身長m)で計算することができ、肥満度の判定に用いられています。


肥満度の判定基準を下記に記載します。BMIを計算してみましょう。みなさん、どこに当てはまりますか?


日本肥満学会の肥満度判定基準


BMI 肥満度判定

18.5未満  低体重(やせ) 18.5~25未満  普通体重 25~30未満  肥満(1度) 30~35未満  肥満(2度) 35~40未満  肥満(3度) 40以上 肥満 (4度)

出典:日本肥満学会

糖尿病療養指導士 臨床検査技師 著

出典:肥満症診療ガイドライン2016  編集 日本肥満学会  ライフサイエンス出版 



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