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GLP2,も、将来の新薬になる可能性があります。

欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)での、賞の中でも、今年は極めてGLP1とGLP2の研究に対する貢献をした研究者を評価する傾向が強い年でした。その中でも、際立った業績が、ドラッカー博士の話でした。なので、少しGLP2について解説してみます。


そもそも、

GLPは、GLP-1と記載したり、する場合もあります。あえて、-1と記載するのには、理由があります。実は、GLP1には、GLP2、という物質があるからなのです。

GLP2は、GLP-2という記載もなされ、意味は、Glucagon-like peptide-2の略称です。


GLP2は、腸管グルカゴンの1つであり、遠位小腸と結腸に分泌している腸管内分泌細胞L細胞から食後の末消化栄養素に反応して、分泌されます。GLP2には、腸管における細胞増殖活性が報告されており、消化管切除後などの回復過程において、重要な役割を担うとして注目されています。


アメリカでは、アミノ酸組成の一部を組み替えて、半減期を延長させたGLP2製剤(teduglutide)が開発され、クローン病などの外科手術による短脹症候群に対する開発が進められていると聞きます。


GLP2は、このように、大腸粘膜の修復に応用される作用がありますがダイエットとは、まったく関係がありません。


現在では短腸症候群(short bowel syndrome:SBS)についての、治療薬として、期待されたデータも公開されてました。ですから、将来は、有望な新薬として期待されているとのことでした。


さらに、GLP2は、胆嚢機能にも影響を及ぼすため、急激なダイエットをすると、胆石になりやすいことの作用機序の一つに、関与するかもしれない、、そう思いつつ、ドラッカー先生の講義を聴講してきました(あくまで私の推測ですが。)。


PS。

短腸症候群(short bowel syndrome:SBS)とは、、“何らかの原因による小腸大量切除のため吸収面積が減少し、水分、電解質、主要栄養素、微量元素、およびビタミンなどの吸収が傷害されるために生じた吸収不良症候群”と定義される。成人では、上腸間膜動・静脈血栓症やクローン病、広範囲にわたるイレウスに対する小腸大量切除により発症することが多い。短腸症候群の吸収不良は一次的には小腸表面積減少の結果であるが小腸通過時間の短縮も影響しており、栄養素及び水分の吸収がともに障害されている。吸収障害の程度は残存小腸の長さと、回盲弁・大腸が残っているか、に影響される



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