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内服GLP1製剤で痩せる。その真相!

欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019年)では、セマグルチドというGLP1製剤の経口製剤についての報告がなされていました。それが、実は、無料でネットで見ることができます。


 以下をクリックすると、誰でもが見ることができます。 Virtual Meeting | EASD https://www.easd.org/virtualmeeting/home.html#!resources/efficacy-of-oral-semaglutide-according-to-baseline-hba1c-an-exploratory-subgroup-analysis-of-the-pioneer-trial-programme


血糖応答性についてのプレゼンが見れます。HbA1cが高いほど、よくHbA1cが下がるという通常のスライドです。経口セマグルチドの臨床試験は、PIONEER試験という名称で統一されています。


経口セマグルチドは、注射のリラグルチドとでも、ほぼ同じようにHbA1cの低下が期待できるようです。


今は、GLP1製剤は注射ですが、これが内服となると、まさしく得意な分野は内科になります。糖尿病になることが心配な方、境界型糖尿病の方などが、私どものクリニックに多く訪れますが、もしかしたら、当然、そういう方たちにも、「適応」は広がるかもしれません。

講演のタイトルは、


Efficacy of oral semaglutide according to baseline HbA1c: an exploratory subgroup analysis of the PIONEER trial programme Oral Presentation # 51 でした。


この調査の結果では、体重減少は、マイナス3-4kg、程度になるのが不思議です。%で表現しません。マイナス3から4kg、と言われると、たったそれだけ?と思ってしまいます。


ただ、リラグルチドとの比較においては、リラグルチドより、経口GLP1製剤のほうが体重が落ちるとあるので(PIONEER4試験)、痩せるGLP1製剤として、抗肥満薬として承認される可能性は十分、ありそうです。この場合は、ビクトーザとの比較のようです。サクセンダとの比較ではないようです。さらに、以前にも説明したように、高血糖がベースラインにあればあるほど、体重減少幅は小さくなるので、解釈は慎重でなくてはいけません。


副作用が、重篤なものは、さほど変わりませんが、消化器症状の起こり方については、経口GLP1製剤は、AE(Adverse Event)が、多少、多いように見えるのが気になります。統計的有意差はなしでした。ここまで情報公開が徹底されると、学会にいかなくても、多くの情報が確認できて便利です。この内容は直接、バルセロナで聴講してきた内容です。



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