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遂に、ニュースに。ミトコンドリア改善薬

欧州糖尿病学会(バルセロナ、2019)の会場からレポートした事、読者の皆さんは覚えておられますか? あれから2ヶ月経って、ようやくニュースになって報告されました。もはや2ヶ月遅れではニュースとは言えないかもしれないですが。


http://dm-rg.net/news/2019/11/020223.html?pr=dmrg001

ミトコンドリア機能を改善する2型糖尿病治療薬「Imeglimin」 日本での第3相臨床試験は良好な結果に | ニュース/最近の関連情報 | 糖尿病リソースガイド

もちろん、この薬は2型糖尿病や脂肪肝の改善薬ですが、肥満をもつ人はかなりの頻度で脂肪肝だけを持っていることがあります。その場合、サクセンダが肥満症だけでは承認薬剤とならなかった事と同じ理屈で、イメグルミンも脂肪肝だけでは承認薬剤とならないという事が、高確率で考えられます。もし厚労省が「2型糖尿病」という縛りをなくして承認してしまったら、とんでもない人口の人たちが服薬する薬剤となります。それを医療費削減にやっきとなっている厚労省が認可するわけがない、、そう思います。


そうなると、肥満だけがあり、脂肪肝だけが心配な人の場合、イメグルミンは、サクセンダと同じく「自由診療枠」でしか処方できないという事になることでしょう。

脂肪肝の診断は通常、採血データと超音波データとをつきあわせて、判断します。それができるのは「内科医」だけでしょう。


サクセンダと同じく、イメグルミンも、自由診療枠で処方できるとしたら、ゼニカルと同様に国民に幅広く処方し、脂肪肝を治していきたい、と考えています。ともかく肥満があれば脂肪肝は合併しやすく、GLP1受容体作動薬で減量で改善するか、イメグルミンで改善するか、そう議論する日がまもなく、やってくるようです。


PS. ガチョウやアヒルにイメグルミンを投薬しフォアグラが消えるか、世界の研究者の誰かが、必ず研究するだろうと思います。



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