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トルリシティは、痩せないGLP1注射薬

トルリシティ、週1回のGLP-1受容体作動薬についてはGLP1注射の健常人の投薬で1mgと3mgとの投薬で、4週間後に体重が、マイナス1.2kg~2kg、くらい減量ができたという論文があります。


胃内容排出遅延をみる検査で、当初は遅延を認めたが、4週間後には遅延は消えていなくはなかった、との論文があるそうです。あるいは消えていたという論文もあるようで、不確定とのこと。


ただ日本で発売されている、トルリシティは0.75mgなので、その投与量で健常肥満者が減量ができるかどうかは不明です。かりにあったとしても症例数も少ないに違いありません。


いずれにしても、「痩せる」という表現をできる薬剤は「体重の5%以上」の効果を示す薬剤だけです。ですから、仮に今、日本で販売されているトルリシティで体重が1kg減ったとしても元の体重の5%以上が減ることは、まるで期待できません。


1週間に1回のGLP1注射「トルリシティ」を「痩せるホルモン」だからという広告をみたら、それはエビデンスが極めて少ない医療サービスになると考えてください。厳密には、痩せないGLP1製剤を、痩せるGLP1製剤として販売している医療行為に近いと考えています。


糖尿病の臨床においては、トルリシティは痩せないGLP1製剤と考えるべきだと、私は理解しています。

2日前、慶応大学の後輩と食事会をしましたが、糖尿病専門医の立場からしたら、トルリシティを「痩せるGLP1製剤」というのは、あまりにも無知すぎるのでは、という意見が当然のごとく、ありました。



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