ある種の責務も生じます。どのような場面で、どういった形で情報の提示を行うのがベストなのか、こればかりはやって見みないとわかりません。実際に、ウェブページのデザイン一つをとっても何度も見直しを行ってきました。その甲斐あってか、スタート直後よりMy Mediproの入会者が殺到しています。説明会に参加した製薬会社も六〇社を超え、「My Medipro」が、インターネットの利用者側と情報提供側の双方に受け入れられるシステムであることを実感しました」と、鈴木医師はいう。
個々の利用者の感性というべきか、非常にメンタルな部分に訴求し得る情報提供への創意工夫が求められているのかも知れない。そういう意味で、My Mediproの取り組みに終わりはない。絶え間泣きプロセスの検証と、モデルへのフィードバックを繰り返す中に、目指すべきワン・トゥ・ワンの姿が見えてくる。