こういう会話のやりとりは、日常会話です。少なくとも糖尿病外来では。
医師:「やせれば、よくなりますよ。」
患者:「はい、分かってます。薬なしで、頑張ります。」
患者:「といっても、もしかして、薬で、痩せるって、できるんですか?」
医師:「できます。だけど、痩せる事を、9割、保証できる治療は注射です。」
患者:「注射ですか?。。飲み薬はないのですか?」
医師:「今は、注射製剤しか、その確率で痩せれるという治療法はありません。」
患者:「では、せっかく、糖尿病になったんだから、保険がきくのでしょうか?」
医師:「はい。糖尿病の診断がついた場合には、保険で処方する事ができます。」
患者:「保険がきくなら、やってみてもいいです。どんな治療でしょうか?」
医師:「はい。では、隣にいるナースが、GLP1担当ナースです。彼女が、educatorなので、彼女が指導しますから、ちゃんと聞いてみてください。」
患者:「わかりました。彼女は、やせてますね。」
ナース:謙遜して、「私は、そんな、、、」。
ーーー 続く ーーーーー
医師:「ともかく、この薬は、アメリカでは、とっても高いお薬なんです。日本で、糖尿病治療薬として、入手するのであれば、安価に入手できます。」
患者:「はい。わかりました。でも、飲み薬があれば、いいのですが。」
医師:「今のところ、飲み薬はありません。そして、この薬は高いのです。ですから、絶対に、転売しないでください。」
患者:「転売? え?」
医師:「はい、そうです。そのリスクがあるから、あまりにも、安価な薬品としては、お渡しはできません。それに、自己注射指導管理料といって、しっかりと医師が指導管理をしている劇薬であるから、という理由での保険点数もついている治療法なのです。」
患者:「わかりました。絶対に、転売はいたしません。やってみます。」
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こんな会話が、糖尿病外来の日常会話です。GLP1ダイエット外来の会話と違うのは、最後の赤い文字の所くらいです。