かつて、ビディリオンで、体重が安定していた患者さんが、オゼンピックに切り替えることで、体重が;+5kg、増えたという患者さんがでてきました。
現在、抗肥満治療として検討されているオゼンピックの投薬量は1週間に2.4mgだそうです(あくまで噂です。)となると、今、日本で、オゼンピックが渡されている美容系クリニックでは、せいぜい、1週間に1mgで、約半量 以下なのに、それでも、「やせるホルモン」である、と、謳っているようですが、これは、まったく根拠のないデータになります。これを知らないで、謳っている医師は、かなりの「現場臨床しらず」の医師になります。
既に、オゼンピック投薬患者は、105名を超えました。サクセンダと違い、みるみる減量が起こるという患者は、ほとんど経験していません。特に、秋は果物のシーズン。1週間に1回だと、きついと感じるのは、投薬した2日目くらいで、そこを、乗り越えると、「普通に食べられるようになってきました。」という患者さんばかりです。
結局、体重が減少している患者さんは、ほとんどいません。これが、リアルな臨床現場の実態です。むしろ、以前より、増える人がでてきています。
「GLP1ダイエットの代表が、「ビクトーザ」です。「オゼンピック」です。」 という主張をしている美容整形外科医や、皮膚科医師ほど、まったくの「嘘情報」を平気で拡散せしめている、面の皮が厚い医師達である、と断言して、かまわないようです。
なぜ、Googleが、ヘルスケアガイドラインに、あっていない内容のクリニックに、広告掲載を許諾しているのか、それも不思議です。ITコンサルを雇用して、契約して、上手にやっているつもりでしょう。しかし、そのうち、嘘はバレていくと考えます。
実臨床を扱ってる医師には、最終的には、かなわないはず、と、実臨床をしている内科医としては、そう思います。最近、オゼンピックのデータが、でてくるにつれ、いかにGLP1ダイエットについて、「嘘」の情報を美容系クリニックが平気で拡散させているのか、まざまざと分かるようになってきました。美容系クリニックの情報発信は、臨床経験にもとづいていません。信用しないでください。