糖尿病の専門医には、PMDAは、特に厳しくしているようです。ようやく背景が分かりました。以下の記事を参考にしてください。
糖尿病学会の糖尿病専門医である以上、忠告はありがたいものとして、受け止めます。海外の会員として考えると微妙ですが、日本にいる専門医である以上、日本のPMDAに従います。
アメリカのFDAでは、より厳しいのかもしれません。もしかしたら、糖尿病専門医しか処方できないかもしれないからです。
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医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、2型糖尿病の治療薬「GLP1受容体作動薬」について、この薬を製造・販売している製薬企業4社による「適正使用に関するお知らせ」をウェブサイトの注意喚起情報のページに掲載した。
美容・痩身・ダイエットを目的とした適応外の使用を推奨していると受け取れる広告などがインターネット上の一部ホームページなどに掲載されているとして、ダイエット目的の処方や利用をやめるよう求めている。 この薬は2型糖尿病のみへの使用が承認されているが、インターネット上には「無理せず痩せる」「減量に成功」などのキャッチコピーで健康保険の利かない自由診療の処方をうたう医療機関の広告が散見されている。 GLP1受容体作動薬は、消化管から放出されるホルモンであるGLP1の受容体を介して、血液中のグルコース濃度に依存した(血糖を下げる)インスリンの分泌を促進し、また(血糖を上げる)グルカゴンの分泌を抑制することで、血糖コントロールを改善する作用がある。注意喚起では、適応外の使用により健康被害が発現する可能性があるとしている。 この問題では今年7月、日本糖尿病学会が、会員向けの見解を発表。 学会は見解の中で「適応外使用に関して、2型糖尿病を有さない日本人での安全性と有効性は確認されていない」と指摘。 その上で会員に向けて、誤解を招きかねない不適切な広告表示を厳に戒めて適正な処方を行うことを求め、専門医による不適切な使用の推奨は国民の信頼を損ねると警告している。
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結局、糖尿病学会の学会員にむけてのみ、PMDAが厳しくしているようです。 だから美容整形外科の医師達には、甘いのでしょう。 しかたありません。