top of page
  • clinic94

サルコペニア肥満って?

糖尿病療養指導士ナースKです。


先日、糖尿病療養指導研究会に参加しました。 高齢者向けの糖尿病指導でしたが、健康に痩せたい全ての方に通じるものがたくさんありましたので、報告します。


「サルコペニア」とは、ギリシャ語で「筋肉」を意味する「sarx」と「喪失」を意味する「penia」を組み合わせた言葉です。サルコペニア肥満とは、肥満のままで体重と体型は変わらないのに、筋肉量が減っていく状態を言います。


筋肉量・筋力・骨密度は加齢と共に低下していきます。維持できれば、ちょっとバランスを崩したときに踏ん張って転ばずに済むかも? もし転んでも骨折せずに打ち身くらいで済むかも?・・・です。


ダイエットというと、とにかく体重の数字ばかりに注目してしまいますが、虚弱体質や骨粗しょう症になっては元も子もありません。


ダイエットにカロリー制限は必須ですが、蛋白質とビタミン類は筋肉量と骨密度の維持に重要です。肉、魚、豆、卵、野菜、海藻、バランスよく食べましょう。


運動はジムのマシーンで筋トレするばかりではありません。階段を使う、一駅歩く、テレビを見るときはストレッチなどを心がけて、骨への刺激と関節の可動域を維持しましょう。

30歳以後、体力は10歳で10%低下すると言われます。高齢になってからの時間が長い現代では、健康維持を早めに意識することが必要になっているようです。


出典:第19回首都圏糖尿病療養指導研究会




閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

運動療法の原則

糖尿病療養指導士ナースKです。今回は運動療法についてお話します。 皆さんの興味は、どれくらいの頻度と強度で運動すれば良いかということでしょう。 性別・年齢・減量目標などが違いますから、一言では難しいです。 ただ、継続することと強度が高いほど、効果があることははっきり しています。 以下は、運動療法プログラムの原則を抜粋しました。 ① ほぼ毎日(週5日以上)実施する。 ② 1日合計30~60分、週1

花粉症と肥満

糖尿病療養指導士ナースKです。今回は花粉症と肥満の関係についてお話しします。新型コロナウイルスのニュースで心配な毎日ですが、花粉症も本格的なシーズンとなり、つらい方も多いかと思います。 花粉症とカゼの合併もありますし、もしかしたら・・・と心配になってしまいます。この季節は、体調がすぐれない、外出したくない、自宅にこもると無駄に食べ過ぎるかも・・・と、悪循環です。せっかく頑張ってきたダイエットを挫折

bottom of page